2021年9月23日
台湾政府のCPTPP加盟を強く支持します
台湾政府は9月22日、CPTPPへの加盟を正式に申請致しました。台北市日本工商会は台湾のCPTPP加盟申請を歓迎し、強く支持します。これまで日本工商会は長きに渡り、政府への提案書である白書にて、台湾のCPTPP加盟の重要性を説き早期の加盟を主張して参りました。この度台湾政府が、正式にCPTPPへの加盟申請を行ったことは、台湾で活動をする500社に上る会員企業の意見を真摯に受け止め、実現に向けて動き出して頂けたことであると理解し、我々日本工商会として、出来得る限りの協力をして行きたいと考えています。加盟各国による審査ができる限り迅速に進められ、CPTPP加盟が可及的速やかに実現されることを期待しています。
一方、CPTPPの議長国である日本政府が、台湾のCPTPP加盟実現に向けて、積極的に支援して頂けることも強く要望致します。我々は、価値観を共有する存在である台湾のCPTPP加盟の実現が、両国間の経済の更なる関係強化だけでなく、今後の新しい世界で勝ち残っていく為の両国の絆を、これまで以上に強固なものにすると強く信じています。
来る10月8日、最新の2021年度版白書を行政院国家発展委員会に提出します。今回もCPTPP加盟に関しては、『主要なる政策提言』の最初の項目として提言しており、その内容を背景説明として下記に掲載致します。
台北市日本工商会
理事長 德元克好
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地域間での経済連携協定の締結が進むなか、台湾が主要国間で締結している協
定はニュージーランド、シンガポール、中国のみである。しかも、中国との間の
ECFAの後続協議も進んでいない。貿易に関する競争条件が他国に比して劣る状況
は、輸出主導型の台湾にとって深刻な問題であると共に、日本を含む外資導入の
阻害要因にもなり得る。
白書でも例年取り上げてきたが、CPTPPに代表される広域経済連携協定への加
入や、日本とのEPA・FTAの締結に向けた取組みを進めていただきたい。また、
各産業における国際慣行にそぐわない独自規制やルールの是正、及び投資保護の
充実についても対応が求められる。これまで規制に守られてきた産業分野はもち
ろんのこと、台湾の既存産業の産業競争力の向上を一体的に検討し、地域経済自
由化へスムーズに加入できる環境を整えていくことが求められる。
米国や欧州等の西側諸国と中国との対立が激しくなりつつある中で、台湾経済
の安定のためにも他国との経済連携協定締結は重要であり、特に西側諸国は台湾
のこうした動きを支持する傾向が強くなろう。CPTPPについては、英国が加盟
申請、米国が復帰に関心を持っている一方、中国も加盟に関心を寄せている中で、
早期に交渉を進める必要があると考える。2021年は日本が議長国であることから、
この機を逃さず、台湾は積極的に交渉を進めることを期待する。
また、日本政府においては、これを積極的に支援すると共に、日台FTA締結推
進やCPTPP加盟支援を強く行うべきである。
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強烈支持台灣政府加入CPTPP
台灣政府於9月22日正式申請加入CPTPP,台北市日本工商會歡迎並強烈支持台灣申請加入CPTPP。本會長期在向政府建言的白皮書中,持續表述台灣加入CPTPP的重要性,並主張台灣應盡早加入CPTPP。此次台灣政府正式申請加入CPTPP,意味著政府認真採納本會在台灣活動的500家以上的會員企業的意見,並朝向實現企業建言邁出了一大步。本會亦將盡全力提供協助,期待加盟各國的審查能盡速進行,使台灣能盡快加入CPTPP。
另一方面,亦強烈請求日本政府以CPTPP的主席國身份,積極支持台灣加入 CPTPP。本會確信,與日本有共同的價值觀的台灣如能加入CPTPP,將不僅能進一步強化兩國間的經濟關係,並將更加堅固兩國間固有的羈絆,共同面對並戰勝未來新世界的新挑戰。
本會將於10月8日發表最新的2021年白皮書並提交行政院國家發展委員會,此次亦將促請台灣加入CPTPP列為「主要政策建議」的首要項目,可參考以下內容節錄。
台北市日本工商會
理事長 德元克好
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加速推動跨太平洋夥伴全面進步協定(CPTPP)等經濟夥伴協定之締結
在地區型經濟夥伴協定陸續簽訂之情形下,台灣與主要國家間簽訂之協定,僅有紐西蘭、新加坡與中國。況且與中國間之ECFA後續協商亦陷入停擺。與他國相比,有關貿易之競爭條件處於劣勢,對出口導向的台灣屬於嚴重問題,並可能成為阻礙日本等外資參進之主要原因。
白皮書往年亦提及,希望台灣加入以CPTPP為代表之大範圍經濟夥伴協定,以及推動與日本簽訂經濟夥伴協定(EPA)、自由貿易協定(FTA)事宜。此外,亦請求台灣能改善不符各產業國際慣例之特有管制或規則,並加強對於投資之保護。台灣除了應檢討現行的產業保護措施外,亦應併同研議提升台灣現有產業的競爭力,建構良好環境以順利加入地區經濟自由化架構。
於美國及歐洲等西方國家與中國之對立愈趨激烈之情況下,為使台灣經濟安定,與其他國家簽訂經濟夥伴協定至為重要,尤其西方國家有強化支持台灣此一行動之傾向。關於CPTPP,於英國有意申請加入,美國有意回歸,中國亦有意加入之情況下,我們認為有必要及早進行交渉。2021年因日本為主席國,期待台灣不放棄此一機會,積極進行交渉。
此外,日本政府應積極支援上述交涉,並強烈推動簽訂台日FTA及支持台灣加入CPTPP。
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